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​病気の基礎知識

こちらでは、やよい台 内科・皮フ科で診療している主な病気の基礎知識をご紹介しています。

​●生活習慣病について

​当院では、生活習慣病改善計画書を作成しております。詳しくはこちら

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糖尿病

糖尿病は、高血糖の状態が続き、全身の血管がボロボロになる病気です。
それが頭の中で起これば脳出血や脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞となります。
末梢神経障害(手足のしびれ)、網膜症(目のカスミや視力低下→失明)、腎症(最終的に透析)、末梢動脈障害(進行すると壊疽→足切断など)。
糖尿病は、症状を自覚するのは難しく、自覚する頃には既に進行してしまっている恐ろしい病気です。
採血で簡単に調べられますので、症状が何もなくても定期的にチェックすることをお勧めします。

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高血圧

上の血圧が140mmHg以上、もしくは90mmHg以上のものを高血圧と呼びます。
上の血圧を120mmHg以下に抑えることで、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞、心不全、腎不全などのリスクを大きく減らすことができます。
心電図やレントゲン、採血採尿、血管年齢測定、そして問診により原因を探り、適切で迅速な対応が必要です。
まずは血圧を測り、定期的に検査によりチェックを受けることをお勧めします。

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脂質異常症

脂質異常症とは、コレステロールや中性脂肪が血液中に増加するものです。
コレステロールや中性脂肪が多すぎると、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞など致命的な病気を引き起こしてしまいます。
血液検査でコレステロールや中性脂肪が高いだけでは、ほとんどの場合において自覚症状がありません。
したがって、放置されやすいことが問題です。
まずは、採血採尿、そして胸部レントゲンや心電図、エコーなどにより検査を行います。
早期に治療を開始することで、心筋梗塞や脳梗塞などの恐ろしい病気のリスクを格段に減らすことができます。
治療は、主に内服加療です。
リスクを未然に防ぐためにも、定期的な検査をお勧めします。

​●心疾患について

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心不全

心不全とは、心臓が血液を送り出すポンプの機能が弱り、カラダが必要な量の血液を送り出せない病態のことです。
症状は、むくみや全身のダルさ、動悸や息苦しさなどさまざまです。
胸部レントゲンや心電図、採血やエコーなどにより検査を行います。

早期に治療を開始することで、その後の経過が全く異なります。
特に高血圧や狭心症、不整脈などその他の既往がある方は、定期的な検査をお勧めします。

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不整脈

不整脈とは、脈のリズムが不整なもの、また、脈のリズムが正しくてもスピードが速すぎたり遅すぎたり、心電図上異常があるもののことを言います。
症状があるものと無いものがあります。
症状としては、胸部不快感や動悸、めまい、息切れ、意識消失などが出る場合があります。
なんとなくダルい、など症状がはっきりしない場合も多々あります。
不整脈は、突然死の原因にもなりますので、はっきりとした自覚症状がなくても検査することをお勧めします。
まずは心電図やレントゲンにて検査をし、場合によってはホルター心電図をとります。
*ホルター心電図は、24時間電極を小さな装着したまま自宅で日常生活(お風呂にも入れます)を行なっていただきます。
そして24時間以上経過したらご来院いただき、そのデータを解析します。

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虚血性心疾患

虚血性心疾患は、狭心症や心筋梗塞など、心臓の筋肉そのものへの血流が悪くなるものを言います。
高血圧、高血糖、高脂血症、喫煙、ストレス、家族歴などがあると、狭心症や心筋梗塞のリスクがグッと上がります。
心電図やレントゲン、採血採尿、血管年齢測定により定期的にチェックを受けることをお勧めします。

​●消化器疾患について

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ピロリ菌

胃の不快感がくりかえすとき、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気が疑われます。胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんで特に再発をくり返すときは、ピロリ菌に感染していることが多く、慢性胃炎の発症の原因や、潰瘍の再発に関係していることが、わかっています。

ピロリ菌とは、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌です。この菌は一度感染すると多くの場合、胃の中に棲みつづけます。
感染すると、炎症が続
きますが、この時点では、症状のない人がほとんどです。
ピロリ菌は服薬による「除菌療法」で退治することができますので、一度医師に相談してみることをおすすめします。

 

<ピロリ菌検査>
ピロリ菌検査は採血にて判断します。まずは窓口にてご相談ください。

​●甲状腺異常症について

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甲状腺

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある蝶ネクタイのような形をしています。
通常は、触ってもなかなかわかりません。
甲状腺のはたらきは、カラダの新陳代謝などを促します。
要するに、活性化を促進させるホルモンを出しています。
そのホルモンが出すぎるとカラダが活性化し過ぎます(動悸、不眠、痩せ、倦怠感など)。
逆に甲状腺ホルモンが足りないと、活動性が低下します(無気力、眠気、むくみ、体重増加など)。
検査は、採血で簡単に調べられます。
疲れやすい、むくみが出る、動悸がするなどの症状があれば、まずは採血でチェックすることをお勧めします。

​●呼吸器疾患について

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睡眠時無呼吸症候群

「大いびき、無呼吸、昼間の眠気」が3大症状です。
寝ている時に大いびきをかいていたかと思ったら、突然呼吸が止まり、しばらくしてまた呼吸を始める。
このような症状がみられたら、まず睡眠時無呼吸症候群が疑われ、突然死や高血圧などの原因になったり、慢性的な寝不足のため昼間は眠くなり、居眠り運転などを起こしやすいことも問題です。
検査は簡単に自宅で行えます。
まずはご相談ください。

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肺炎

肺炎とは、細菌やウイルスが肺に感染することによって起こります。
症状は、全身のダルさ、発熱、悪寒、咳や痰、胸痛などです。
重症化すると、酸素を取り込む量が減ってしまうため、呼吸困難に陥ってしまいます。
特に、高齢者や小児は、急速に悪化する可能性があります。
まずは、胸部レントゲンや採血採尿などにより検査を行います。
治療は、主に抗生物質の内服です。
重症化すれば、入院が必要な場合もあります。
早期に治療を開始することで、その後の経過が全く異なります。
症状が軽くても、早期の検査をお勧めします。

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喘息

喘息とは、気管(空気の通り道)の中が狭くなり、呼吸困難(息苦しい)になる病気です。
呼吸困難の症状は、ホコリなどがきっかけで起こることもあれば、風邪などがきっかけで起こることもあります。
呼吸困難の程度は、軽いものから命に関わるものまであるため、早期の治療と予防が大事です。
喘息は、炎症で気道が過敏になることで起こります。
したがって喘息の治療は、気道の炎症をおさえ、空気の通り道を広げ続けることです。
症状がおさまっても、気道の炎症がひくまで治療を続ける必要があります。
治療は、主に吸入や内服加療です。
咳がおさまらない、風邪をひくとよく咳が長く続く、などがあれば喘息の可能性があります。
夜間の強い咳や、強くなくても咳が続く場合、まずはレントゲンと呼吸機能検査をすることをお勧めします。

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